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多様性の中に可能性がある

エコロジーネットワーク / 生物多様性(6) / 生物多様性(8)

特集「問われる生物多様性」の記事を取り上げておく。
今回の記事は、「問われる生物多様性・C.W.ニコルさんに聞く」である。
作家であるC.W.ニコル氏は、長年「森の再生」に取り組んでいる作家で、そのニコル氏の「多様性の中に可能性がある」との記事は、目を通しておくべきであろうと考える。
記事の全文を取り上げることはできないので、一部を引用しておく。
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記事の一部引用
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「多様性の中に可能性がある」

黒姫、飯綱など信越五岳に囲まれた長野県信濃町。
作家のC.W.ニコルさんはこの地で1980年代半ばから、近隣の荒れた里山を買い取って、さまざまな生き物が暮らせる森を取り戻そうと、再生活動に取り組んでいる。
「アファン」と名づけられた約30ヘクタールの森には現在、1000種以上の昆虫、93種以上の鳥が生息し、森の生態系の頂点に位置するツキノワグマも好物のハチミツやサルナシを求めて訪れるという。
木々がほんのり色づき始めた初秋のアファンの森にニコルさんを訪ね、「森を再生する」ことの意味を聞いた。

<b>C.W.ニコル</b><br>1940年、英国南ウェールズ生まれ。北極地域への調査探検、エチオピアの国立公園建設などに携わった後、80年より長野県黒姫在住。95年日本国籍取得。「風を見た少年」「マザーツリー ― 母なる樹の物語」など著書多数。
C.W.ニコル
1940年、英国南ウェールズ生まれ。北極地域への調査探検、エチオピアの国立公園建設などに携わった後、80年より長野県黒姫在住。95年日本国籍取得。「風を見た少年」「マザーツリー ― 母なる樹の物語」など著書多数。


――今日は雨交じりですが、アファンの森の中はすがすがしく、明るく感じます。もともとは人も生き物も寄りつかず「幽霊森」と呼ばれていたそうですが。

戦前は植林地で、戦後農地や薪炭林(しんたんりん)として利用され、その後長年放置されたところでしたから、最初の手当ては特に大変でした。日本では森を伐採すると、ワーッとササに覆われる。ササは他の生物を抑える力があるから、種からは木が育たない。ツルもどんどん木から木へ移り、雪国ではその重みで木が折れやすい。そういうところからでる「ひこばえ」(芽)は、手入れしないと病気になるか、成長が止まるか。放っておくと光はさえぎられ、いつまでたっても健康な木は育ちません。だから、初めの3年くらいはとにかくササを刈り、木に巻きついたツルを落としました。…

――私たちは「木を植えて終わり」とか、「緑があるならそのままにしておけばいい」と誤解しがちです。

言葉では説明しにくいから外に出ましょうか。(事務所脇の木を指して)この木はかなり大きくなっているでしょう。でも、あちらに並んでいる木は全部貧弱で、そのうち葛(くず)ヅルに覆われて、朽ちてゆくでしょう。同じ樹齢だけど、光が入ったかどうかで、これだけ差がつく。…

――効率を追求した結果、かえって非効率に陥っているというのは皮肉ですね。

しかも木だけでなく、生き物も、保水力も、すべてが貧乏な山になってしまう。本来、森は最高のダムです。でも、スギ林の下は暗いから、野草や花などの下草(したくさ)は育たない。土壌がむきだしになり、傾斜が急な山だったら、大雨が降ると侵食が起こる。すると今度は、はんらんを防ぐために川がコンクリートで固められる。…

写真

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――ニコルさんたちは人為的に壊されてしまった森の生態系を、健康な状態に戻そうとしているわけですね。

同じスギでも、われわれのような混合林のほうが、間違いなく年輪が太く、強くなります。太陽がいろんなところに当たるし、広葉樹や下草の葉っぱは、暑い夏にはクーラーになり、これらの落ち葉で表土も生き返る。貧弱な木をたくさん切るのは大変でしょう。これなら、薪(まき)も何倍もとれるし、切り出すときのコストも負けません。…

――植物の種類はどのくらい増えたのですか。

例えば、日本の食卓に大切な山菜は、最初7種類だったのが、137 種類に増えました。地面の中で待っていたものもあれば、風が通るようになって、風に乗ってやってきたり、昆虫や鳥、動物のフンに交じって運ばれたり……。…

――アファンの森は理想的な姿に近づいていますか。

われわれの森には木の実や果実がたくさんなるし、山菜やキノコも採れる。植物がバランスよく生えていると、昆虫や両生類、鳥たちもたくさん集まってくる。天然記念物のヤマネや、ムササビ、クマも来るようになりました。それらは何らかの形でみんなつながっていて、森の健康のためには、全部大事なんです。…

――「生物多様性」という言葉に置き換えると、定義が難しく、メッセージが伝わりにくいように感じるのですが。

そんなことないですよ。Biodiversity――とっても簡単。例えば食糧の多様性がどれほど大切か。歴史を見れば分かります。英国支配下のアイルランドでは、狭い土地でもたくさんとれるジャガイモばかり作って主食にした。1846年からジャガイモの疫病が4年間続き、餓死や国外脱出で、800万人の人口は400万人に半減した。もし、カボチャとか豆とか、いろんなもの作っていたら……。それが多様性。…

――気候変動や生物多様性の問題が世界的な関心事となり、金融危機などを経て、日本でも経済一辺倒の価値観に変化が生じているようです。 

今はチャンスです。ただ僕は、これが最後だと思っています。世界では今、環境の変化に伴い、かんばつや洪水など、大変なことが起こっています。日本も一見、緑が残っているようですが、これ以上放置すると、山火事とか浸食とか取り返しのつかない災害が増え、生き物はますます居場所を奪われる。林業に携わる人は高齢化し、生きた知識を授けてもらうこともできなくなる。…

――すでに森林の4割が人工林で、河川のコンクリート化も進んでいます。この状況を今から変えるのは、容易でないのでは。

厳しいことは分かっています。だけど例えば、森に同じお金を使うなら、働いていない人への補助金や、森を見ようともしない役人に払っている給料を、本当に必要な人材の育成に向けたらどうでしょう。日本は、森をつくり、守り、管理し、指導もできるforester(森林監督員)が絶対的に足りません。…
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By A.S. on Nov 1, 2009
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